講座紹介
教育界に舞い降りた一人の異端児、鳥羽シゲル。通称バード博士。
「勉強はつまらなくてもしかたない、学びは我慢だ」という教育界の風潮に風穴を開ける、ありそうでなかった新しい通信教育の登場です!
30名ほどの若者たちが、とある大学の教室で講義の開始を待っていた。ホワイトボードには『ビジネスセミナー 仕事を成功させるための10の基本的な習慣』と書かれている。スマートフォンを見たり本を読んだりして暇を持て余しながら、各々そろそろかなあと思い始めた頃、扉が開き、一人の男が入ってきた。
その瞬間、教室内がざわついた。まあ、それも無理はない。なにせ男の風貌が異様だったからだ。黒々とした大きくて見事なアフロヘア、太く長いもみあげ、サングラス。それらが浅黒い肌の上に乗っかっている。三つ揃いのスーツにボウタイの洒落た装いは、まるでスライ・ストーンだ。白衣を羽織っているを除けば、まったくのファンキーガイである。慌ててホワイトボードを見る。確かに『ビジネスセミナー』と書かれている。自分は間違っていないはずだ、なんなんだ、どうなってるんだと誰もが混乱している中、その男はサングラスを外し、話し始めた。
バー ド博士、登場!
えー、みなさん静かに。私がバード博士だ。これからみんなと一緒に、仕事に大切なことを学んでいく。「勉強なんてかったるいなあ、なんでせっかく学校卒業したのに勉強しなきゃならないんだ」。そんなふうに思っている人も少なくないんじゃないかな? うんうん、わかるわかる。私も昔はそうだったからよくわかるぞ。なんせとにかく勉強が嫌いで、大学を卒業するのに6年もかかったらな。私もここにいるのが今でも不思議だ。
 ん? そこの君、不安そうな顔してるな。そんな奴に何を教わるんだよと。うんうん。じゃあ、もっと不安になる話を聞かせてあげよう。
 卒業したはいいが、当時は不況でなあ、ろくな仕事がない。というかそもそも就職活動なんか1秒たりともしなかった。なので、これからどうしようかと。とりあえず世界でも見てこようかと思い立った。今でいうバックパッキングだ。
 当時はインターネットなんてなかったので、とにかく世界が広く感じたね。色々な人と会って、色々な体験(怖い目にもだいぶ逢ったね)をして、ブラブラしてる場合じゃないぞと。大げさに言うと「世界を変えたい」と思ったんだ。若さだね。
 で、もっと自分のチカラを高めないと話にならないと思ったんだ。そこで、1年間猛勉強しつつ、せっせとアルバイトでお金を貯め、アメリカの大学院に入った。アメリカでの勉強はキツかったけど楽しかったね。日本の大学とは全然違って、ひたすら頭を使わされて、毎日脳みそがヘトヘトになってたけど、刺激的で楽しい講義が多い。その時感じたのが、勉強は楽しくなきゃダメだということ。それが、今私がここで教壇に立つ原点になっている。
※表ページはタイトルと140文字の短文、イラスト、ポイントで構成
失敗 敗続きの人生も悪くない!?
とまあ、ここまで聞くとなかなかのサクセスストーリーだろ? 見る目が変わった? ハハハ、まだ安心するのは早いぞ。そう人生は甘くない。卒業後アメリカで調子に乗って起業するも、あえなく撃沈。資本主義最先端のあの国でビジネスをするには、まだまだ力不足だった。
帰国した後、実家の金物屋を手伝いつつ、半ニート生活を2年間送った。とにかく何もやる気が起きない。そんな私を見かねた友人が、取引先の中堅電機メーカーを紹介してくれたんだ。ありがたい。
会社に入って最初に就いたのは営業だった。最初は当然上手くいかない。で、自分にはなにがあるだろうと考えた。そこで思い当たったのが、アメリカでの失敗経験だった。
※裏ページでは、対話形式の解説講義と練習問題で学習
あの経験を何か活かせないもんだろうと。で、上手くいかなかったことの全部反対のことをやってみたんだ。すると、だんだん上手くいき始めた。ラッキーなことに3年目でNo.1を取れたんだ。アメリカでの失敗があんな形で実を結ぶとは、本当に人生はわからないものだね。だから、若いうちにはガンガン失敗してほしい。
その後、いくつかの部署を異動して、経営企画にいた時、母校の大学から何か話してくれと講演を頼まれた。大学なんかほとんど行かなかったくせに、おこがましいにもほどがあるよな、今思えば。で、それが思いもよらぬ好評で、客員講師をやってくれないかということになった。
ちょうどその頃、自分の失敗や経験とかが、若い人の役に立つのであれば伝えたいなあと思ってたんだ。若い頃に「世界を変えたい」と思っていた想いを若い人たちに伝えつつ、成し遂げようと。その後、大学から教授の席を用意したいと言われたので、会社を辞め、今に至るってわけさ。
私の講義のモットーは、「楽しくなければ、学べない」だ。とにかく楽しく面白く学べるように、色々な仕掛けを用意してるから楽しみにしてほしい。
ん? なんでバード博士と呼ばれてるかって? 本名の鳥羽を逆さにして「バード」だ。あとはこの鳥の巣のようなアフロヘア―だな。
これ、地毛なんだ。世界をハッピーにするアフロヘア―さ!
さあ、授業をはじめよう。ようこそ、世界一わかりやすい仕事ゼミへ!
ラストと140文字で、楽しく素早く簡単にビジネスについて学ぶシリーズです。
本講座は、職種別に仕事の中で出会う色々な困ったことやなやみごと、その職種における仕事力をアップするために大切なことなど、を、ビジネスのことなら何でも知っている物知りバード博士と楽しく学ぶ講座です。本を読む時間がなかったり、本を読むのが少し面倒だったりする方でも楽しく学べるように、今までの通信教育にない様々な仕掛けを用意しました。
その
140文字のテキスト:短い文章でわかりやすく学ぶため、140文字で要点を伝えていきます。
その
キャラクター: “なんでも知っている、優しくて面白いバード博士”を通して、楽しく学びます。
その
一目でわかるイラスト:全頁イラスト付き。140文字とイラストで一目で理解できるように構成されています。
その
講義形式で解説:バード博士が講義形式で解説してくれるので、“教えてもらう”という感覚で学べます。
2013 年度は以下の3つのコースの開講を予定しています。
・バード博士の仕事ゼミ 製造職・現場職篇:――製造現場や様々な現場で働く人が必ず知っておきたいことを網羅!
・バード博士の仕事ゼミ 営業職篇:――営業職に大切なことを楽しくわかりやすく学びます。
・バード博士の仕事ゼミ 事務職篇:――事務職の仕事が早くて楽しくなるヒントやノウハウを楽しく学びます。
製造職
現場職篇
営業職篇 事務職篇
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