効率 化だけでは仕事は変わらない !?
毎日、目の前の業務に忙殺されて一日が終わっていくビジネスパーソンは少なくありません。多くの人が、「忙しいのに評価されない」「何となく仕事がうまくいかない」「慌しくて心の余裕がない」と悩んでいます。
そうした悩みを解決しようと、「段取り」や「タイムマネジメント」といった業務効率化の手法を学習したことがある人もたくさんいるはずです。しかし、それで劇的に仕事が変わるということは少なく、ほとんどの人が今までと変わらず忙しく、成果が上がらず、慌しい毎日を過ごしているのではないでしょうか。


深堀 りすると見えてくる、本当の原因
ここで、それぞれの悩みについて考えてみます。
どうして忙しいのか、うまくいかないのか、心の余裕がないのか。悩みの理由は、とても単純です。仕事の段取りが悪いから、やるべき仕事を間違えているから、余裕を持って仕事を進められないから。では、これらの理由をもう一段深く考え、原因を探ってみます。仕事の段取りが悪いのは、仕事同士の因果関係を考えず、仕事の順番を間違えて進めているから。やるべき仕事を間違えているのは、ゴールから見て、何が必要なのか判断せずに、なんとなくで仕事に手を付けているから。余裕を持って仕事を進められないのは、どの仕事も同じくらい重要なものに見えて、あれもこれもと焦るから。
こうしてみると、どの悩みも、何をどの順番ですべきか判断できない、つまり、優先順位の付け方が間違っていることが原因なのだということがよくわかります。 


間違 いだらけの優先順位が、目標達成を遠のかせる
 忙しいとき、何も考えずに目の前にある仕事から手を付けてしまうことは、誰でも一度はあるはずです。こんなときは、いつでもできるような雑務にまずは手を付け、気持ちに余裕を持たせようとすることもあるでしょう。
しかし、本当は、もうすぐ外出する上司から、明後日使う提案書について、アドバイスをもらうことを優先すべきだったのかもしれません。もし、上司と話していれば、提案書が高度化され案件を受注でき、売上目標を達成していたかもしれません。または、情報の不足が発覚し、他部署に協力を依頼できたかもしれません。これらは、ひとつタイミングが遅れると、後から取り返すことができないのです。
このように、優先順位とは、見えている仕事を効率的に行うだけではなく、仕事のゴールを把握し、「何を、どのような順番ですべきか判断することです。この考えもなく日々の業務をこなすだけでは、仕事の成果が出ないばかりか、長期的な目標達成からも遠のいてしまいます。


正し い判断力としての「優先順位」
このコースでは、今までの優先順位の考え方を見直し、「成果を出すため」や「長期的な目標達成のため」に有効な優先順位の法則を学習します。この法則を身に付ければ、「段取り」や「タイムマネジメント」をより効果的に行えるようになりますし、多くのビジネスパーソンが抱える、「忙しい・うまくいかない・心に余裕がない」といった悩みを、かならず解消できるはずです。
間違いだらけの優先順位、いくつあてはまりますか?
5つ以上あてはまる人は要注意です。
□ 忙しいときは、何も考えずに目の前の仕事から手をつけて進めていくことが多い。
□ つい、自分の好きな仕事や得意な仕事から手をつけてしまう。
□ メールの返信や伝票整理など、すぐできることでも重要でなければ後回しにしてしまう。
□ ミスやトラブルへの対処は気が重いので、引き伸ばしにしがちだ。
□ いくつかの仕事を並行作業していると、いつもスケジュールが遅れてしまう。
□ 締め切り直前に周囲の人に援助を頼んで、嫌がられたことがある。
□ 自分の仕事の遅延が、思いがけないところに影響していて驚いたことがある。
□ 仕事中、ほかのやりかけの仕事のことが気になって集中できないことがある。
□ 1つの仕事が終わった後、次に何をしたらいいのか悩んでしまう。
□ 自分の優先順位の決め方は間違っていないと思っている。
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