「天災は忘れたころにやってくる」という言葉がありますが、地震大国・日本では、地震が起きること自体は防ぎようがありません。地震は、私たちが暮らしている地球が、まさに生きている証ともいえるのです。
東日本で起きた震災は、まだまだ現在進行形の震災として、私たちの仕事や生活に影を落としています。物質不足や経済への影響は西日本にも及び、まだまだ今後も余震や、新たなる震源域からの地震も起り得る状況です。
地震調査研究推進本部によると、東海地震・東南海地震・南海地震が今後30年以内に発生する確率は、それぞれ86%、60%、50%と予測されています。いまからでも準備・対策をしておくことがとても大切だといえます。
本コース第1巻では、地震についての基礎知識から、地震による二次災害、震災後の避難生活、そして自然災害対策までをまとめました。突然襲ってくる地震に対して、落ち着いて行動できるように、さまざまなシチュエーションや対処法をあげています。
第2巻では、震災後の生活に焦点をあてて、ビルや家屋が倒壊した中で生きる方法について、具体的に学んでいきます。
突然襲ってくる地震に対して、あなたの家族の備え度は?
非常持ち出し袋を準備していますか? はい/いいえ
非常備蓄品を準備していますか? はい/いいえ
サバイバル生活必需品を準備していますか? はい/いいえ
避難装備品(ヘルメット等)を準備していますか? はい/いいえ
スニーカーや靴を身近に置いていますか? はい/いいえ
家から近い避難所や一次避難所を確認してありますか? はい/いいえ
家族で防災訓練をしたことがありますか? はい/いいえ
消火器を設置していますか? はい/いいえ
地震などの災害に備えて、防災について家族で話し合ったことがありますか? はい/いいえ
災害時の緊急連絡や家族についての書いた防災カードを作っていますか? はい/いいえ
家に救急箱はありますか? はい/いいえ
風呂の残り湯を捨てずにとっていますか? はい/いいえ
地震に備えて、家の耐震補強は済ませていますか? はい/いいえ
倒れやすい家具や落下しそうな物を、固定してありますか? はい/いいえ
地震発生後に、家族が集まる場所を決めてありますか? はい/いいえ
避難所までの安全ルートを実際に歩いたことがありますか? はい/いいえ
オリジナルの我が家のハザードマップを作成していますか? はい/いいえ
1つでも「いいえ」があった場合は、危機管理が万全ではないことを意味しています。
いざというときのために、しっかりと地震対策を行っておきましょう。
●何を準備すればいいか、直面したときにどんな行動を取れば良いか、わかります
地震のメカニズムから、家の地震対策チェックシート、会社で地震にあったときの対処法、懐中電灯がないときの明かりの確保の仕方、省エネ料理法、汚れた水を飲み水に変える方法など、震災に役立つ情報をわかりやすいテキストにまとめました。

●首都圏では、推定死傷者約16万4千人、都内で392万人が帰宅困難に!?
東京湾北部で冬の夕方18時にM7.3の地震が起き場合、5,600人が死亡し、159,000人が負傷と推定されています。
また、この前の地震でも多数の帰宅困難者が出ましたが、都内
テキスト内容を見る
滞留者約1,144万人のうち、約3分の1の392万人が帰宅困難になるとみられ、災害要援護者も142万人にのぼると推定されています。推定の数字とはいえ、他人事ではないことがわかります。

●被災された方々の、本当の声がつまっています

過去に被災された方々の生の声を元に、本当に“そのとき”に役に立つことを厳選し、解説します。被災者の方々が声を揃えるのが、準備の大切さ。“そのとき”になって後悔しないために、どのような準備をすればよいのかを、この機会に学んでいきます。実際に震災にあってしまったときに、どのように対処すればいいのか、まず最初に起こす行動とは、水が出ない・配給が回ってこないときの生きのび方、など、震災後に生きのびるための必要なノウハウが満載です。

●こんなことがわかるようになります

・地震が起きたときに本当に必要なことがなにかわかる!
・地震に備えてどんな準備をすればいいのかわかる!
・生き残るためのサバイバル術を身につけることができる!
・震災時の住居の危険度を知り、軽減することができる!
・震災時の便利グッズの使い方がわかる!
科 目 主 な 内 容
1か月目
地震に対する準備と対処法
■第1章 知っておきたい! 地震の歴史とメカニズム
いつ大地震がおきてもおかしくない、地震大国・日本/なぜ地震は起きるのか? 地震のメカニズム/我が国の地震の歴史/首都圏、大都市で地震が起きた場合、どのような状況になるのか?/他

■第2章 地震に対する心構えと準備
地震で降りかかるさまざまな危険/我が家の地震対策/備えておきたい防災グッズ/寝る前に枕元に置いておきたい避難グッズ/地震に備えて、家族で話し合っておくこと/他

■第3章 震災後、72時間生き延びる方法
地震発生の瞬間から72時間後までの、サバイバルシミュレーション/救援物資が届くまで生き延びるために、最低限用意しておきたい備蓄品/建物や部屋などに閉じ込められた場合の避難ホウ/キッチン用品が、使い方私大で便利なグッズに変身/他

■第4章 震災からの生還――被災場所別サバイバル術
自宅で震災にあった場合/会社で震災にあった場合/電車、地下鉄などで震災にあった場合/外出中に震災にあった場合/クルマの運転中に震災にあった場合/他

■第5章 さまざまな天災からのサバイバル
地震と同じように、大きな被害をもたらすさまざまな災害について/予測できる自然災害から身を守る/火災から身を守る/他
2か月目
生き残るためのサバイバル術
■レッスン1 生き残るために最低限必要なこと
生命維持に最も大切な飲み水を確保する/大切な水を無駄にしないために、上手にリサイクルしよう!/懐中電灯以外の明かりを確保する/いざというときに役に立つストック食品/ライフラインが止まっている時の調理法/他

■レッスン2 生き続けるためのテクニック
生活環境を整える(避難所編/自宅編/野外編)/避難時に活用できるアウトドア用品/生活する上で最も必要となるトイレについて/貴重なエネルギーを無駄にしない!/他

■レッスン3 いざというときの救命基礎知識
救命方法の第一歩/負傷者の搬送方法/その他の負傷者への応急処置について/他

■レッスン4 自然の中での本気のサバイバル術
汚れた水を飲み水に変える方法/自然の中で飲み水を確保する方法/ライターもマッチもないときの火の起こし方/生きるために必要な道具を作ろう/生活できる環境を整える/他

■付録 災害時に役立つ物チェックリスト

教材構成 : テキスト2冊/提出課題2回

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