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第1回:
キレイ、清潔、新しい!でも春巻がない
▲部屋から見える景色です。のんびりとした街です。遠くに見えるビルが大学です。
▲家の近くにはまたまたのんびりとした公園がありました。ほんと、ロンドンやシカゴとは時間の流れ方が違う街です。
2001年にシカゴからスタートした留学生活も、ロンドンで無事に終わりました。と思ったのもつかの間で、今はオランダのアイントホーヘンという街に来ています。チーズを食べに来ているわけでも、チューリップを見に来ているわけでもありません。今月からオランダのアイントホーヘン工科大学(Technische Universiteit Eindhoven)で研究員として働くことになったのです。

 アイントホーヘンは、ドイツとベルギーに挟まれたオランダ南部の都市です。都市といっても20万人ちょっとですから、かなり小さ目です。東京ドームが満員で4万人ちょっとですから、東京ドーム5杯分といった感じでしょうか。
 アイントホーヘンの第一印象は、なによりも、「街がキレイ!」でした。街は、第2次世界大戦で徹底的に破壊されたため、建物はどれも新しく、街もきちんと都市計画にそって整備されています。ヨーロッパ的な風情には乏しいですが、新しく、清潔です。ロンドンは文化的な刺激とともに、ゴミでも溢れています。アイントホーヘンは、文化的な刺激は乏しそうですが、街は清潔です。

大型のショッピング・モールがあって、道は広く、どこかアメリカ的でもあります。フィリップスがあったり、工科大学があったり、企業のR&Dセンターが集まっていたりと、どこか茨城県のつくば市にも似ています。オランダのハイテクの中心地です。
街の中心には、PSVアイントホーヘンというフットボール・クラブがあります。シカゴではカブスの球場が、ロンドンではアーセナルのスタジアムが近所にありました。次に住むのが甲子園の近くだと阪神ファンの僕にはとっても嬉しいのですが、その予定はどうもなさそうです。あまりサッカーには興味がないのですが、どうやらPSVはなかなか強いみたいです。ロンドンの時のように、勝っても負けても、おなかの出たおじさんたちが大騒ぎかもしれません。

 フランスやイタリア、スペインなどと比べると、レストランでの食事はあまり期待できないようです。オランダ人には外食をする習慣がそれほどないらしく、そもそもレストランの数がかなり限られています。アメリカもイギリスも食事は美味しくないので、オランダでもそれほど困りはしませんが、まるでレストランに恵まれていない国ばかりを選んで住んでいるかのようです。次に住むのは、フィンランドかもしれません。フィンランドの料理は、イギリス人たちにですら、世界で一番美味しくないとバカにされているのですから。

ざっと、オランダの第一印象を挙げてみると
・ やっぱり背が高い
・ 背が高いのに、車は小型車ばかり
・ 英語が堪能
・ 自転車が多い
・ 坂がない
・ スターバックスがない
・ インドネシアのレストランが多い
・ チーズがたくさん
・ チューリップはまだ売ってない
・ チューリップの球根はたくさん売っている

 第一印象は全般的に良かったのですが、ひとつだけ楽しみにしていたものがまだ見つけられていません。春巻がないのです!実は、子どものころに父の仕事の関係でオランダに住んでいたことがあります。当時、スーパーに行くたびに買ってもらっていたお気に入りの春巻があったのです。かなり巨大で、もやしがたくさんは入っていたもので、とっても美味しいのです。それが今のところ見当たらないのです。当面は、春巻探しに忙しい毎日ですが、こんなオランダから、毎月、気がついたことをお送りします!

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