研修講師になったきっかけは何ですか?
私自身、30数年勤めた会社を早期退職し、自ら講師稼業で創業を決意したのは数年前のことでした。「自分は何がやりたいのか?」「自分は何をすべきなのか?」「自分は何ができるのか?」といった人生の根本問題に対峙しました。結果、パソコンのプログラム技術の一つであるシミュレーションを使ってバーチャルな市場間競争による企業経営のゲームを作ろうと日夜その開発に没頭しました。作曲等の音楽作り同様、出来上がったソフトウェアを誰が評価してくれるのか、誰が使ってくれるのかという、あての無い不安な日々をすごす中で、教育分野で先進的な企業や大学からお声がかかり、研修機会を戴きました。ビジネスゲームといわれる新しい経営教育分野で独自の設計開発が出来る日本有数のビジネスゲーマー(ビジネスゲームを設計プログラム開発の出来る人材)としての道に活路を見出しました。また、そのゲームは現在、海を渡り台湾・中国での経営教育へと展開するという幸運にも恵まれました。
今日、我国においては新会社法施行に伴い、企業財務や会計面でも従来と様変わりしつつある中で、「株式市場と資本の関係」、「簿価と時価の関係」や「見える資産と見えない資産の関係」等々、企業における価値創造のダイナミズムを多くの受講者がゲームを通して体験し、「難しいことを易しく、易しいことを深く、深いことを楽しく」学べて、より豊かな知の創造へと繋がればと願っています。

講師になって一番嬉しかったことは何ですか?
講師になって一番嬉しいことは何と言っても研修終了時の受講者の満足感や達成感の表情や雰囲気に出くわした時です。終局的には受講者の所感文にあらわれます。以下、私の研修受講者の所感を抜粋させていただきます。

■「シミュレーションは知識の定着率が高いという先生の説明通  り、ゲームに熱中する事により必然的に様々なことを学習する  と共に、実践することにより、しっかりと頭に定着した」  
■「非常に面白く、学ぶべきところが多かった授業だったというの  が率直な感想です。先生が事前におっしゃられていた、講義  よりも、ケースメソッドよりも、知識の定着率が高いのがビジネ  スゲームの特徴だというのが、実感として理解できました」
■「ゲームを通して経営を学ぶことは初めての経験であったため  最初はどう判断してよいのか戸惑いがあったが、期間を経過  する毎に、非常に面白いと思った」「数字に表された事柄が   どのような意味を持つっているのか、もう少し考えることが出   きるようになれば更に興味深くなると思う」「短期ではなく、継  続して受講することができればとも思った」
■「この授業を通して、経営戦略にはとても幅広い視野が必要で  あることを実感することができた」「企業経営には、自社の情   報や他社の動向、市場や景気の伸びなど会社を取り巻く全て  の環境を考慮に入れて、生産から販売まで戦略を計画立てる  必要があり、更にマーケティング力も必要であることが分かっ  た」「また、企業の意思決定者には広く深い知識と経験が必   要であることや、その時の状況に合わせた的確な決定ができ  る判断力が欠かせないということが実感できた」
■「実務に携わるようになってから、今回が初めて財務の勉強を  行った。マーケティングの業務を日々行っていると、どうしても  財務部分まで考えながら行動を起こすことが少ないことに改   めて気づいた」「今後は、財務的な部分を慎重に精査し、実務  においても戦略的なマーケティング活動をしていくためのきっ  かけになった講座であった」

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