歴史の「なぜ?」を探る旅 ― そこから見える、仕事の秘訣
■受講期間:3ヶ月
■受講料:18,000円(税別)
学習のねらいと講座の特徴
●人を動かすことの本質は、いつの時代も変わらない
 今回の通信教育講座で舞台となるのは、歴史好きの中でも最も人気の高い戦国時代。さらにその中でも、ビジネスマンが学び取るべきことが多い豊臣秀吉と、その部下たちにフォーカスし、学習内容を構成しました。秀吉と七人の部下を軸に、リーダーの本質とマネジメントの妙味、そして成功の頂点から既に始まっていた滅亡への道。これらの史実をもとに、ビジネスに必要なスキルや能力、人を動かすためのノウハウなどについて学んでいきます。部下を持つ管理職やマネジャーはもちろんのこと、ビジネスを成功に導くための知恵やノウハウが満載です。歴史を学びながら、楽しく仕事力を高めていきます。


●本講座でとりあげるビジネススキル・能力
 本コースでは、秀吉にまつわる史実から導き出される、様々なビジネススキルについて取り上げていきます。たとえば、以下のようなスキルを取り上げています。
人材育成力/行動力/判断・決断力/危険察知力/先見力/情報収集力・活用力/交渉力/人間関係構築力/論理思考力/他
本コースで取り上げる七人の武将
石田光成  豊臣政権の五奉行の一人。五奉行の中でも随一の実力者であり、豊臣秀吉直属の吏僚として秀吉から非常な信頼を受けた。秀吉没後、家康の排斥を企て関ヶ原で戦ったが敗れ、京都の三条河原で処刑された。 豊臣秀長  豊臣秀吉の弟で、異父弟とも同父弟ともいわれている。秀吉の片腕として辣腕を奮い、内政および軍事の両面で豊臣政権での活躍を見せ、天下統一に貢献した。
福島正則  幼少から豊臣秀吉に仕え、賤ヶ岳七本槍の筆頭となった。関ヶ原の戦いでは徳川方先鋒。戦後、安芸広島五〇万石の城主。のち城修築の件で所領を没収され信濃に蟄居、病死した。 黒田孝高  豊臣秀吉の参謀格として、各地に転戦。また、文禄・慶長の役に従軍。関ヶ原の戦いでは徳川方に属す。
加藤清正  賤ヶ岳の七本槍の一人。その後も各地を転戦して武功を挙げ、肥後北半国を与えられた。秀吉没後は徳川氏の家臣となり、関ヶ原の戦いの働きによって肥後国一国を与えられ、熊本藩主となった。 藤堂高虎  城作りの名手。江戸の都市計画の基本設計に携わる。最初浅井長政に属したが、浅井氏滅亡の後豊臣秀長に、関が原の戦では徳川方に属した。築城の名手として知られ、多くの城の築城、修築に携わった。
前田利家  加賀藩の祖。幼少より織田信長に仕える。賤ヶ岳の戦いでは柴田勝家についたが、のち豊臣秀吉と和を結び、金沢に封ぜられた。五大老の一人として秀頼を補佐したが、秀吉没後一年にして死んだ。 豊臣秀吉 ご存知、本講座の主人公。
講座カリキュラム
科目 主 な 内 容
<一ヶ月目>
実務と対人関係に関する
スキル
第1課:実務と対人に関するスキル
石田三成らが検地の奉行となり実行した行動力/適材適所の人事配置をした秀吉の人材育成力/石田三成挙兵の際にいち早く徳川方についた福島正則の判断・決断力/秀吉を補佐し、暴走する秀吉のブレーキ役を担っていた豊臣秀長の危険察知力/他
第2課 対人関係に関するスキルを学ぶ
関原前の大垣城攻めにおいて、家康の信頼を得ていった藤堂高虎の人間関係構築力/戦わずして相手を味方にする黒田孝高の交渉力/他

<二ヶ月目>
問題解決に関する
スキル
第1課 問題解決に関するスキルを学ぶ
秀吉の死後、すぐに家康に接近し、尽力した藤堂高虎の先見力/四国攻めの際の黒田孝高の情報収集力・活用力/賤ヶ岳の戦いにおいて大量の兵糧をいかに確保するかを画策した石田三成の論理思考力/堺、博多、京都の三都市を再開発した石田三成の戦略的思考力/他
第2課 信長、秀吉から学んだ家康の政策
信長・秀吉の考え、施策に対して、家康がとった政策/秀吉の七人の部下/他

<三ヶ月目>
ゆかりの地を訪ね、
歴史を知る旅
本コースに登場する武将たちにまつわる城、街、寺社仏閣、古戦場などを紹介しながら、歴史と地理を学んでいきます。
◇教材構成:テキスト3冊/提出課題3回
◇著者:小和田哲男おわだ てつお
文学博士、歴史学者、静岡大学名誉教授
一巻目
テキスト
ダイジェスト
二巻目
テキスト
ダイジェスト
三巻目
テキスト
ダイジェスト
小和田先生から受講生のみなさまへ
私は、歴史は鏡であるとよく言っています。過去を写し、未来を照らす。歴史をただ過去のものとして所謂回顧趣味で終わらしてしまえば、本当の歴史ではありません。むしろ歴史を学ぶことによって、自分の生き方の指針にする。そういう姿勢を多くの人も持ってもらいたいなと思っています。
本コースでは、具体的に歴史の事実として、誰がどういう場面で発揮したのか、実務に関するスキルに直接結びつけた新たな捉え方で解説しています。自分に照らし合わせながら学ぶことにより、多くのヒントを得ていただければ幸いです。 
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