日々の仕事や会話のなかで、「言葉を省略してしまう癖がある」「人にうまく説明できないと感じている」「話がわかりにくいと言われることがある」「言葉がなかなか出てこないことがよくある」このようなことはないでしょうか。
近年、仕事でも話し言葉が中心、自分の意見を求められても考えをうまく言葉に表せない、わかりやすく報告・説明ができないという人たちが、若者を中心に増加傾向にあります。これは、自分の気持ちや考え・言うべきことを論理的に組み立て、相手にわかりやすく伝えることができない人が増えているということです。それによって、話し合いが進まない、認識に誤解が生まれるといった仕事上のトラブルも起こっています。
こういった状況を解決するために必要なもの、それが言語力です。
開発背景
どんな経緯や社会的な背景で企画・開発されたのかを、お伝えします。
講座内容
概要やカリキュラムを、テキスト紙面の一部を交えながらご紹介いたします。
受講生の声
すでに受講生からさまざまなメッセージをいただいています。その一部をご紹介いたします。
活用提案
本講座を社員教育の中でどのように活用いただけるか、いくつかのアイディアをご提案いたします。



言語力とは、「論理的に考え、自分の考えを言葉にして表現する力」のことです。2000年以降、OECDの国際学力調査で、日本人の子供たちの「読解力」の低下が指摘され、言語力という言葉に焦点が当てられました。
海外に比べると、日本の学校教育はディスカッションや自ら考えるという機会が少ないというのが現状でした。さらに最近では、携帯メールが普及して長い文章に触れなくなったことや、インターネットをはじめとしたさまざまな娯楽の選択肢が増え読書時間が減少したこと、同じ趣味・同じ考えの人など同質とのコミュニケーションがより密になったことなどが、言語力低下の要因だといわれています。小中学校教育では、この言語力向上のための教育がさまざまに取り組まれ始めた一方で、社会人についてはまだ始められていないのが現状です。
しかし、実際にもっとも言語力が必要とされるのは、まさにいま働いている社会人です。言語力は「大人になったら身に付かない」ものではなく、トレーニング次第で高まります。そこで、ビジネスにおけるコミュニケーションや意思伝達をスムーズに行なうための言語力をスキルアップする「言語力トレーニング」講座を開発することとなりました。
@
伝えたいことを
理解すること
A
言葉の基礎力を
養うこと

伝えるという行為には必ずその目的があります。そもそも、自分はどんなことを伝えたいのか、どんな意見を持ってるのかを自分がわかっていなければ、人に説明することも理解してもらうこともできません。つまり、自分で考える土台や習慣がないと、意見や考えを言葉としてアウトプットすることもできないのです。言語力は、自分の考えや伝えたい事実を的確に言葉として表現する力です。まず、「自分で考え、それを言葉にすること」が第一歩です。 自分の考えや伝えたい事柄を言葉にできたら、次は相手や状況、目的に合わせてわかりやすく伝えなければなりません。そのためには、基本的な日本語の文章の構造、だれもが納得できる論理的な話の組み立て方を知る必要があります。言葉の基本的な使い方・構造がわからないと、自分しか理解できない表現を使ったり、大事なところを省略したりしてしまいます。言葉の使い方、文章の基本構造といった言葉を扱う基礎力を養うことが大切です。
講座オリジナルのワークで
「読む・書く・話すの総合スキル」を身につける
本講座は、
@文章や相手の話から言いたいことを読み取る読解力
A相手にわかりやすい言葉を伝える文章力
B自分の考えを状況に応じて的確に伝え話す力
の3つに分けて解説しています。
それぞれの力を高めるために、文章や記事、資料やグラフの読解、目的別の文章の作り方、論理的に人に伝える方法、わかりやすい伝え方など、さまざまなワークを中心に実践方式で学んでいきます。自分で実際に取り組んで進めていくので、しっかり身につけていくことができます。
株式会社アイ・イーシー 東京都千代田区飯田橋4-4-15