各界の一言居士のみなさんに、日本を、企業を、そして我々ビジネスマンを“よく”するために、
“最近アタマにきていること”を、リレーで綴っていただくコーナーです。
◇第14回のゲストは株式会社インデックス代表取締役社長兼COO
小川 善美(おがわ よしみ)さん


(略歴)
昭和40年11月14日生まれ 
1989 年 一橋大学 法学部卒業
1989 年 日商岩井株式会社入社
1993 年 株式会社POVアソシエイツ(日商岩井100%子会社)メディア事業本部長 就任
1998 年 株式会社インデックス入社
2000 年 株式会社インデックス取締役副社長 就任
2002 年 株式会社インデックス代表取締役社長兼COO 就任

最近、幼児虐待の報道が目につく。テレビのニュースでその手の報道がされていると、おもわずチャンネルを回してしまう。あまりにせつなく、つらくて視聴できない。

悲しい事件はたくさんある。大人同士の事件は被害者と加害者との間に因果関係があるから、ケースによっては、仕方ないな、と思うこともある。

しかし、幼児虐待は、完璧に親や大人が悪い。

どうしたら、このような悲しい事件を減らしていけるのだろうか。

子供を無責任に産まないようにすべきだ。少子化が問題視されているが、愛情をそそがない親から生まれた子供の悲劇を考えると、子供を産み育てることの大切さ、難しさを啓蒙していかなくてはいけない。
ちょっと想像すればその難しさは容易にわかると思うのだが、最近の日本人は想像力が欠如しているようだ。
それから、生き方として子供を産まないという選択枝があり、そういう生き方をしていることを尊重すべきだ。
人間なら子供を産み育てるのが義務だ、というような目で、子供ができないのはかわいそうだ、というような目で、子供がいない大人をみないでほしい。無責任に子供をつくるより、良いではないか。
幼児虐待をして悩んでいる人、虐待されている子供を早期に救済する手段も必要だ。
また幼児虐待をした者には重い十字架を背負わしてほしい。人としておかしいことをしても平気で社会生活を営めるようではいけない。

難しい問題だ。少しでもこんな事件が減ればと願っている。



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