ナレッジリング

各界の一言居士のみなさんに、日本を、企業を、そして我々ビジネスマンを“よく”するために、
“最近アタマにきていること”を、リレーで綴っていただくコーナーです。

		◇第18回のゲストは株式会社フルキャスト代表取締役社長　平野岳史(ひらの　たけひと）氏です。（略歴） 1961 年 8 月神奈川県横浜市南区出身 1984 年 3 月神奈川大学経済学部経済学科卒業 1989 年 7 月㈱神奈川進学研究会設立（後㈱フルキャストウィズに改称 1990 年 9 月㈱フルキャスト設立代表取締役（現任） 1992 年 10 月㈱フルキャスト事業開始 1997 年 10 月有限会社フルキャストレディ設立（現社名㈱フルキャストオフィスサポート）取締役（現任） 1998 年 10 月㈱フルキャストウィズ事業開始（現社名㈱フルキャストテクノロジー）取締役（現任） 1999 年 11 月㈱フルキャストシステムコンサルティング設立（現社名㈱フルキャストテクノロジー） 2000 年 6 月㈱フルキャストスポーツ設立 2000 年 9 月㈱フルキャストファクトリー設立取締役（現任） 2001 年 6 月㈱フルキャスト株式上場（ＪＡＳＤＡＱ４８４８） 2002 年 4 月㈱フルキャストセントラル設立 2002 年 10 月㈱フルキャストテクノロジー設立取締役（現任） 2002 年 10 月㈱フルキャストレディは社名を㈱フルキャストオフィスサポートに改称取締役（現任） 2003 年 9 月株式を東京証券取引所市場第二部へ上場（４８４８）

時はまだ寒風吹きぬける２月１５日午後１時、江東区辰巳にある日本ラグビーフットボール協会のグランドに自分は立っていた。
親交のある、ユニクロの玉塚社長とパーティーの席でお互いラグビーをやっていたことで意気投合し、『今度ラグビーをやろう、でも怪我はこまるからタッチフットにしよう』ということなった。それぞれのラグビー仲間たちに声を掛け始め仲間を募りはじめたのだが同じ起業家仲間の元ラガーメンたちを中心にぞくぞくと集まり、中には元全日本選手や元オールブラックス代表まで参加することになりすごいメンバーたちが集結した。

いずれも昔は腕に、いや脚に覚えがあり、久々のラグビーに口では走れないといいながらもやる気はまんまんで本番当日がどうなることやら興味深々で時は進んだ。
そんな中、僕も当然のことながらやるからには負けてられないぞという競争心がメラメラと燃え上がり、１月半ば頃からは走り込みも始め『よーし、いっちょうやったるかい』と心をときめかせながらキックオフの笛を聞くことになったのである。

自分の中ではなんだかんだといいながらも起業してからのこの約２０年間、身体を動かし続けてきたこともあり、最年長組の部類ではあるがまだまだ２０代、３０代には負けないという思い、ましてや同年代の玉塚氏には絶対負けないぞという内心を秘めていた。
ところが、ところがである。試合が始まってみるとその２０代、３０代の早いこと、自分もスピードには自信のあるほうであったのだが、やはり現役を退いて間もない奴らは特に速い。
そして、なにより玉塚氏のずば抜けたスタミナと速さには恐れ入った。
約１０分間の試合を５セットぐらいやったのだが、最初から最後まで走りとおしていた。すげぇ、体力である。

やっぱりこのぐらいの気力と体力がなければ社長業はだめなのだなとあらためて思い知らされた感があり、それと比較して気持ちばかりが空回りして、そのスピードもスタミナもついていけない自分のふがいなさに腹立たしさを覚えた。次回４月１１日にまたこのタッチフットを開催する予定だが『次は覚えておけよ』と心に誓うとともに走り込みを始めた、今日このごろであった。

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