金田 満成さん
千葉県野田市役所 (現在は、我孫子市在住)
人事課人事研修係(4月で5年目 以前は同課で福利厚生を担当)

千葉県野田市出身

趣味:料理(趣味というか、ほぼ仕事)、スノーボード
         
資格:産業カウンセラー、キャリアコンサルタント ほか

千葉県の北西部にあたり、市の東を利根川、西を江戸川、南を利根運河が流れる水と緑に恵まれた地域の野田市。その野田市出身でもあり、現在は野田市役所で研修に携わる金田さんに研修担当として今まで工夫されてきた事やご意見をお聞きしました。


「厚顔無恥」を強く実感
研修担当1年目の率直な実感でした。前任者の築いた財産の食いつぶしです。
経験豊富な講師陣のおかげもあり、なんとか体裁は整えていましたが、
「お前が研修担当?笑わせんな!」
と思っていた職員も多かったはずです。 そこでまずは、“伝える力と聴く力”を基本から学びました。
ここでの学びと人のつながりは、今の自分の土台となっています。
もちろん、今もこの学びは続けています。

「以心伝心」ではなく「以言伝心」
2年目からは、研修に関する配付物(研修案内など)をイラストや話し言葉を多く使ったものに作り直しました。研修中も「なぜ今、この研修が必要なのか」を言葉だけで伝えようとするのではなく、受講者の心に伝わるように表現することを心がけました。
やらされ感の払しょくと、学ぶ楽しさを実感する研修に・・・カッコよく言えば“お役所っぽい”研修からのパラダイムチェンジを目指しています(笑)

伸びる力と伸ばす力
私たちは、法のもとに職務に専念する義務があります。
しかし、日々の業務を確実に処理するだけではこの義務は果たせません。
「市民から信頼される職員」であるよう、成長するための努力を常に続けることが大切です。  
通信教育や社会人大学などの学びの手段は、職員の「伸びる力」を高めます。
加えて研修担当部門が職員を本気で育てようとする「伸ばす力」。
この2つの力が時計のギアのようにかみ合うことが組織全体の仕事力向上に結びつくと考えています。

「できるときに、できるひとが、できることを。」
私は「勉強しなさい!」と親に言われて、泣きながら勉強していた子でした。
職員だって、ムリヤリ研修を受けさせられるのはイヤなはずです(笑)
だからこそ、「できるときに、できるひとが、できることを」なのです。
嬉しいことに最近は理解者も増えてきました。また、昨年あたりからでしょうか。
特に中堅から若手職員の学びの意識が変わってきたようにも感じています。
これが組織として習慣づいていけば・・・野田市の将来は安泰ですね(笑)

どうもありがとうございました!



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