介護を理由とした離職も増加
総務省の調査によると、65歳以上で要介護認定を受けているのは約450万人。65歳以上人口の約15%になります。そして、家族の介護や看護を理由として離職または転職をした人は介護を始めた人の25%にものぼったと報告されています。

仕事をやめなくてもいい介護のしかた
介護についての考え方はさまざまですが、介護をする側のメンタル面、経済面など総合的に考えると、仕事をやめずに介護をしていくことが原則です。ただ、働きながらとなると、相当な負担がかかるため、手間を省く方法や、ストレスをためない介護のしかたを知っておかなければなりません。

本講座は、長年高齢者福祉に携わり、自身も働きながら親の介護をしてきた「介護のプロ」が、介護をするにあたって知ると知らないでは大違いの知識や、法律・サービスを最大限生かすためのコツを教えます。これまで受けた相談や解決してきたトラブルなど、本当にあった事例が満載ですから、まさに生きた教材として参考になる内容ばかりです。
受講生から寄せられた悩み
●仕事と介護の日々。毎日が綱渡りです。
●24時間365日拘束されていてたまりません。
●こんなに長くなるとは思いませんでした。
●施設か在宅か迷っています。
●親を我が家に呼び寄せたほうがいいのでしょうか。
●嫌いな姑を介護したくありません。
●口だけ出して、お金も手も出さない兄弟がいます。
●私が病気になってしまいました。          等々
浴風会ケアスクール校長 服部安子氏
障害児福祉の地域実践に11年、福祉専門学校・特別養護老人ホーム・介護老人保健施設等の立ち上げを行ってきた。
新しい時代の介護を目指して

医療技術の進歩により、介護される期間が 10 年以上続くことも今では珍しくありません。介護が必要になったとき、あなたはどんな介護を望みますか? 
長年ケアの現場に携わってきた経験のなかで私が痛感したことは、介護される立場も「その人らしさ」が生活に反映されなければ、人は「生を生きた」と感じることができないのだ、ということでした。家族も同じです。
「納得のいく介護」が果たせなかった家族は、自責の念や後悔の気持ちとともに「取り残されて」しまうのですから、もっと辛いと言えるかもしれません。そうならないためにも、双方にとって実りある介護にしたいものです。

少しでも多くのみなさんが本通信講座で学んでいただき、仕事や自分らしい暮らしとの共存を果たすことのできる「新時代の介護」を実践できるよう願っています。
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