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より効果的なモーツァルト療法を行うために

KNOW-HOW

前回は、モーツァルト療法をはじめる際のポイントについて紹介しました。

 

モーツァルト療法に慣れてきたら、今まではなじみがなかったモーツァルトの音楽に含まれる高周波音が、だんだんと心地よく聞こえてくるはずです。聴覚が初期化して、母の体内にいた胎児の聴覚状態にまで回帰できるようになり、母の体内にある羊水を通過した高周波音を胎児が聴いていたように、今度は耳から入力されるモーツァルトの高周波音を感じ取ることができるようになります。

 

今回は、実際にモーツァルト療法によって大きな効果を得るためのポイントについて説明していきます。上述のような状態になったら、より質の高い治療を実践するためには以下のようなことに注意してみましょう。

 

 

大きなヘッドホンで聴く

 

一般的なモーツァルトの音楽療法の心構えとして、耳にやさしい、素材の大きなヘッドホンを用意することが挙げられます。これなら、耳殻が痛くなりませんし、ノイズも入ってきません。また、人間のデコボコした耳の構造は、偶然にもモーツァルトの音楽に多く含まれている3,500~4,500ヘルツの高周波の音を、最も集音する力があるので、耳殻全体がカバーされることが、音を効果的に浴びるという意味で大切になります。

 

 

水を飲む

 

この周波数とゆらぎをともなうモーツァルトの音楽は、自律神経の中でも副交感神経を効果的に刺激するので、聴き入る前にコップ一杯のお水やミネラル水を飲んでください。こうすることで、血液のサラサラ度が高まり、血行が改善されます。
たとえば、足の指先の体温は、冷え症の方は30℃以下で推移しているため、さわると冷たく感じられます。ところが、コップ一杯のお水を飲んでから、効果的なモーツァルトの音楽を聴くと、その低体温が30分後には2℃以上上昇してきます。つまり血行が改善され、深部の温かな血液が足の指先まで到達して、体がポカポカしてくるのです。

 

 

意欲や目的を持って行う

 

音楽療法は、音楽鑑賞とは質を異にしています。自身の健康を維持するために、自身の病気を改善させるために実践されるものです。したがって、本人の意識や目的が明確でないと意味をなしません。

 

モーツァルトの音楽療法が健康維持に意味があり、それを実感できれば、今度は友人や家族がその実感を共有してくれるはずです。
個人の喜びは周囲の方々にも波及し、これを実践して良かったね、という歓喜の共有という場面に到達します。このような段階になれば、モーツァルトの音楽療法は、個人にとどまらず家族や友人にまでも広がり、いつでも生活に溶け込んでいきます。精神が安定し、病気が改善してくるならば、人生も楽しく、豊かなものになるというものです。この精神状態は人生を全うするうえできわめて大切であり、結果的に病気に打ち勝つ自然治癒力を高めていくのです。

 

 

仕事の合間にも実践

 

ストレスがたまりやすい人は、音楽機器を用いて、職場での休憩時間の間に10分ほど聴くことをおすすめします。とりわけ、複雑な人間関係の中に身をおいている現代人は、ストレスが過重にかかり、職場でも交感神経が優位に働き過ぎています。この過剰な作用が、アドレナリン過剰分泌や活性酸素の増加をもたらし、高血圧や動脈硬化、あるいは糖尿病や耳鳴り・難聴、便秘症のような生活習慣病と、がん、アレルギーなど21世紀型の病気の原因にもなることはすでに述べました。したがって、家庭の生活のみならず、1日の大半を過ごす職場においても、音楽療法は大きな意味をもっているのです。

 

 

まとめ

 

モーツァルト療法をより効果の高いものにするには、「大きなヘッドホンで聴く」「水を飲んでから行う」「目的を持つ」といったちょっとした工夫が大切です。また、ときには仕事の休憩時間に実践する姿勢も重要です。

 

人間は、ことばによって意思を伝達しながら生活しています。そのため、音波を活用して周囲の状況を認知するという意味において、聴覚は非常に重要な機能です。音楽という聴覚情報を活用して、人間の生体機能を正常に維持させたり、機能の低下を改善させたりする音楽療法を、日常の生活に積極的に取り入れることの意義は、決して小さくありません。

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