◆中国の世界遺産・文化遺産

中国の文化世界遺産は
@万里の長城(北京市)A故宮(北京市)B敦煌莫高窟(甘粛省)
C秦始皇帝陵と兵馬俑(陝西省)D周口店北京原人遺跡(北京市)
E承徳避暑山荘と外八廟(河北省)F曲阜の孔廟・孔林・孔府(山東省)
G武当山の古建築群(湖北省)Hポタラ宮と大昭寺(西藏自治区)I廬山(江西省)
J蘇州庭園(江蘇省)K平遥古城(山西省)L麗江古城(雲南省)M頤和園(北京市)
N天檀公園(北京市)O大足石窟(重慶市)P龍門石窟(河南省)Q古村落(安徽省)
R都江堰と青城山(四川省)S明清皇家陵墓(河北・湖北省)21大同石窟(山西省)
22ノルブリンカ(西藏自治区)※登録年は省略――の22カ所です。

ここでは別項で取り上げた以外の場所に焦点を当て、その魅力を紹介します。

 Eの避暑山荘は清朝の康煕帝から約90年かけて造営された世界最大の皇室御苑で、歴代皇帝は1年の大半をここで過ごしました。外八廟はチベット寺院の様式を忠実に踏襲しており、まさに「北方のチベット」という趣です。

BP21を総称して「中国三大石窟」。2001年末に21が新規登録され、「三大」すべてが世界遺産に名を連ねました。Fは日本にも縁の深い孔子生誕の地です。Gは道教の聖地。壮麗な古建築群は、ここを修行の場と定めた明の永楽帝によって建てられました。

風光明媚なIは、近現代史において重要な意味を持つ「廬山会議」の舞台でもあります。Jは水郷の都に点在する私家庭園群。留園、拙政園がその代表です。KLは共に昔日の面影を色濃く残す古城。前者は大城壁、後者はナシ族と玉龍雪山が見逃せません。

表情豊かな仏像が並ぶOは、巨大な釈迦涅槃像が有名。明・清代の白壁古民居が残るQは、李白の詩でも賛辞されました。Rの都江堰は秦代の水利施設。その技術は高く、この灌漑が失敗していたなら今日の四川盆地の豊穣はなかったかも知れません。明代最大の陵墓Sは東西に分かれており、清東陵にはかの西太后が眠っています。

弊社刊「図解でわかる100シリーズ」より

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