各界の一言居士のみなさんに、日本を、企業を、そして我々ビジネスマンを“よく”するために、
“最近アタマにきていること”を、リレーで綴っていただくコーナーです。
◇第23回のゲストは株式会社美術出版社 http://www.bijutsu.co.jp/bss/
代表取締役社長
大下健太郎(おおしたけんたろう)氏です。

(略歴)
1964年11月  東京都生まれ
1988年3月  多摩美術大学芸術学科卒業
1989年9月  米国・アベビルプレス社入社
1991年4月  株式会社美術出版社入社
1999年6月  同社代表取締役社長就任
ロシア・北オセチア共和国で起こった学校テロ事件に怒り、日々追加されるニュースをみてなんともやるせない気持ちになっている今日この頃です。

世界各地で勃発するテロは9・11以降、従来の「無差別テロ」と言われていたものよりさらに過激さを増しているように感じます。イラクにおいて多発する民間人誘拐事件や今回のような子供をターゲットにしての学校占拠などのニュースを見ていると、まるでテロリストたちがより刺激的な番組を用意しようとするTV局のプロデューサーのように、さらに過激な計画を次々に立て、話題を振りまこうとしているかのようです。

一方、現在終盤を迎えているアメリカの大統領選を見ていると、こうしたテロが起こるたびに「戦時化の大統領」としてブッシュが支持率を上げているようにみえることもなんとも皮肉なことでしょう。しかしながらアメリカ以外の国々での世論調査ではケリー支持のほうが圧倒的に多いという。どうやらアメリカ人が求める平和の姿とそのほかの国の人々が求める平和の姿はどこか違うようです。世界中でこの大統領選への選挙権を持っているのはアメリカ人しかないわけですが、この結果によって今後4年間の世界平和がどのようになっていくのかが決まると考えるとこれまたなんともやるせない・・・・・・。

私としては飛行場で手荷物検査に時間をとられることなく、フライト中もびびらずに飛行機に乗れて、いちいちテロのことを気にしないですむ平和な世の中に戻ってくれることをただ望むのみです。あ、でも日本の場合、地震もこわいんだよな〜。


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